5月22日、利島で震度5弱が発生。その後も新島、神津島近海で地震が相次いで起きている。専門家間では、当然、プレートのずれの影響を挙げている。確かに、房総沖と伊豆半島付近の2ヶ所のトリプルジャンクション(3つのプレート境界が交わるところ)の存在は、4つのプレートがぶつかり、せめぎ合う場として世界に類例がなく、いわゆる「相模トラフ」がいかに複雑な応力場に支配されているかを示していて、関東直下大地震が起きるなら、ココだろうと予測している。しかし、当サイトでは、「環太平洋」の影響であることを強く訴えたい。これは、太平洋の周囲を取り巻く「環太平洋火山帯」のことである。プレートは、日本だけではなく、地球全体でプレートがせめぎ合っている。

①2011年2月22日にニュージーランドのクライストチャーチで起きた地震(M6.1)の17日後、3月11日に、日本で東日本大震災が起きている。
②また、2020年6月14日、ニュージーランド南島クライストチャーチの北東でM7.8の地震があったが、予測した通り11日後の6月25日、千葉東方沖で地震(M6.1)の地震が発生した。

今後、ニュージーランドやインドネシアで大地震が発生した場合には、要注意であることは何度も唱えてきたが、先般、日本時間の5月19日に南太平洋のニューカレドニアローヤリティ諸島でM7.7の地震が発生。20日にも、M7.1の大地震が発生、数十センチの津波も起きていた。

よって、日本近海地震の影響は、10日~2週間後の5月30日~6月7日までには、東北トラフか相模トラフか南海トラフのどこかで必ずその影響を受けると予測していたが・・・、2~3日後とは・・・・・・・・・・・
予測よりもその影響を受ける期間が短縮していることに驚いている。
今後、南太平洋、ニュージーランドやインドネシアなどで大地震が発生した場合には、要注意である。